資産状況2023/8

動き

200,000円分emaxis slim全世界株式(オールカントリー)購入
積み立てNISA33,333円分含む
全てカード積立(楽天・SBI・マネックスauカブコム)

 

株主優待目的にヤマハ発動機100株購入

 

idecoは積立変更のため積立休止中

 

リスク資産まとめ

  • 投資信託:4,739,257円
    • 全て全世界株式
  • 株:488,189円
    • ヤマハ発動機100株
    • NTT100株
    • ケアネット100株
    • 大和コンピューター1株
    • エラン3株
    • 三菱UFJ1株
  • ideco:342,764円
    • 全て全世界株式
  • 暗号資産:7,102円
    • BTC
    • ETH

合計:5,577,202円

推移

  累計投資額 評価
2021年8月 1,000 1,014
2021年9月 57,150 56,212
2021年10月 3,284 3,179
2021年11月 70,378 67,504
2021年12月 81,376 79,090
2022年1月 23,529 20,059
2022年2月 26,527 23,048
2022年3月 105,327 114,423
2022年4月 206,319 210,768
2022年5月 472,435 486,204
2022年6月 988,525 1,003,823
2022年7月 1,424,736 1,500,316
2022年8月 1,663,732 1,770,201
2022年9月 1,902,728 1,919,107
2022年10月 2,142,297 2,258,566
2022年11月 2,381,293 2,486,035
2022年12月 2,620,289 2,572,739
2023年1月 2,843,118 2,924,031
2023年2月 3,065,947 3,190,961
2023年3月 3,288,297 3,414,853
2023年4月 3,511,979 3,702,472
2023年5月 3,734,808 4,111,496
2023年6月 3,958,579 4,639,621
2023年7月 4,203,416 4,877,699
2023年8月 4,776,795 5,577,512

 

連鎖球菌菌血症の心エコーの必要性について

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

連鎖球菌菌血症の種ごとの感染性心内膜炎(IE)の割合を調べた論文

 

デンマーク首都圏で2008年から2017年に連鎖球菌菌血症で入院している18歳以上の患者を対象として、retrospectiveに全国データベースを用いて解析した。

 

菌種ごとのIEの有病率を調べた表

IEの有病率が30%以上ででvery high riskに分類されたのは
・Streptococcus gallolyticus
・Streptococcus sanguinis
・Streptococcus gordonii
・Streptococcus mutans
・Granulicatella adiacens
・streptococcus cristatus/sinensis

IEの有病率が10−30%でhigh riskに分類されたのは
・Streptococcus mitis/oralis
・Streptococcus parasanguinis
・Granulicatella adiacens
・Streptococcus infantarius
・Streptococcus equinus

IEの有病率が3−10%でmoderate riskに分類されたのは

・Streptococcus dysgalactiae
・Streptococcus anginosus
・Streptococcus agalactiae
・Streptococcus salivarius
・Streptococcus constellatus

IEの有病率が3%以下でlow riskに分類されたのは
・Streptococcus pneumoniae
・Streptococcus pyogenes
・Streptococcus intermedius
・Streptococcus peroris
・すべての稀な連鎖球菌菌血症

 

交絡因子を調節してStreptococcus peumoniaeを基準として菌種ごとのオッズ比を計算したグラフ

Streptococcus pyogenesを除くすべての菌種が、Streptococcus pneumoniaeと比較してIEのリスクが有意に高い

 

結論
連鎖球菌菌血症のIE有病率は種ごとに様々であり、種ごとの評価が必要。

 

連鎖球菌菌血症を見つけた際には心エコーが行われることが多い。

先行研究でも

「Enterococcus faecalis菌血症のIE有病率は16.7%、Staphylococcus aureus菌血症では10.1%、Streptococcus属菌血症では7.3%であり、これらの菌血症に対する心エコーは妥当である。」(Eur Heart J.2019;40:3237–3244.)

とされている

今回の論文を参考にすればStreptococcus属でまとめるのではなく種ごとの評価が必要と考えられる。

 

今回の論文では
・very high riskとhigh riskでは全例で心エコーを行う
・moderate riskでは臨床的疑いや危険因子がある場合に行う
・low riskでは臨床的疑いが高い場合や疑いが持続する場合にのみ前もって心エコーを行う
のが妥当だとされています。

 

 

Modified Duke's Criteriaの変更提案

2000年に変更されたModified Duke's Criteriaが23 年ぶりに変更が提案されています。

あくまでまだ「提案」ですが。

 

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

日本循環器学会の発行している「感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン(2017年改訂版)」をベースに改定された場所を見ていきたいと思います。

 

まずは判定から。

病理学的確定診断の検査方法・検査検体の適応拡大が提案されています

バイスやグラフトなどの検体でも可能になり、PCRやシークエンス解析での微生物の検出でも病理学的確定診断とします。

また、同検体からの活動性IE所見がある場合にも病理学的確定診断とすることを提案されています。

 

「否定的」の基準の一つに「IE症状が4日以内の抗菌薬投与により消退」というものがありましたが、「抗菌薬治療が4日未満にも関わらず再発しない」に変更が提案されています。

 

 

次に大基準の変更点についてです。

・微生物の大基準

IEに典型的な菌が追加されました。

今までは
・Streptococcus viridans
・Streptococcus bovis
・HACEKグループ
・Staphylococcus aureus
・他に感染巣がない状況での市中感染型Enterococcus
のみが典型的な菌とされていました。

今回からは
・Staphylococcus aureus
・Staphylococcus lugdunensis
・Enterococcus faecalis
・Streptococcus peumoniaeとStreptococcus pyogenesをのぞくすべての連鎖球菌
・Granulicatella
・Abiotrophia spp.
・Gemella spp.
・HACEK
を典型的な菌とすることが提案されています

また、心臓内人工物の存在下でのみ典型的な菌として
・コアグラーゼ陰性ブドウ球菌(CNS)
・Corynebacterium striatum, Corynebacterium jeikeium
・Serratia marcescens
・Pseudomonas aeruginosa
・Cutibacterium acnes
・non-tuberculous mycobacteria (特に Mycobacterium chimaerae)
・Candida spp.
が提案されています

 

IEを時々または稀に引き起こす菌については今までは時間を空けて陽性になる必要がありましたが、今回の改定では3セット以上の血液培養で陽性になることが提案されています。具体的な菌名については言及されていませんでした。

 

培養以外の微生物検査についても大基準への追加を提案されています

Coxiella brunetii 、Bartonella属、Tropheryma whippleiについては血液のPCRやアンプリコンシークエンス・メタゲノムシークエンスが陽性となることでも大基準をみたすことを提案されています。

現在のDuke criteriaでは抗体の検出はCoxiella Brunetiiのみでしたが新たにBartonella の2種についても追加が提案されています。

 

・画像の大基準

画像所見については心エコーでIEの所見があることとなっていましたが、新たに心臓CTでIEの所見がある場合にも大基準に追加することを提案されています。

 

また、新たにFDG-PET/CTで弁や人工物に集積があることも画像の大基準への追加を提案されています。

 

・手術の大基準

新しい大基準として手術の大基準を追加することが検討されています。

画像検査・組織検査・微生物検査が使用できない場合に術中の直接観察によるIEの所見での大基準への追加を提案されています。

 

続いて小基準の変更点についてです。

素因となる心疾患にIEの既往歴と血管内植込み型心臓内デバイスの追加を検討されています。

 

 

微生物学的所見も従来の基準に加えて新しく項目を追加することが検討されています。

 

小基準に新たに画像所見と弁逆流所見を追加することが検討されています。

画像所見については異物留置から3ヶ月以内のFDG PET/CTで異常集積があれば陽性。

弁逆流の所見については心エコーが利用できない場合のみ新規逆流性弁雑音があれば陽性。

とすることが提案されています。


あくまで現時点では提案です。

これからさらなる検証が必要とされています。

 

 

 

あまり英語得意な方ではないので間違っている箇所も多いかと思います、、、ご承知ください。。。

自己紹介

地方市中病院の研修医2年目です。

集中治療に興味があり、救急科専攻医をとってから集中治療に進みたいと考えています。

外傷よりも内科的な救急の方に興味があります。

抄読会で作ったスライドとか勉強したことを供養するためのブログを書きたいと考えています。